焼飯所

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3月13日 シンエヴァのネタバレの話

シンエヴァのネタバレ話をしたい。新劇場版と旧劇場版は別作品と割り切っているので、僕には26年のエヴァの呪縛は無かったんですよ。リアルタイムでも見てたの半々くらいだし、旧劇場版の終わり方も、さんざん考察を見て自分なりに考えてよかなったなあとなったし。今更旧劇場版の解釈はおいておいて、僕は序破Qを劇場で見てからの10年間の呪縛しか無かったわけです。結論から言うと、10年の呪縛は解かれた、しかし、この先永遠と続く呪縛に囚われてしまったなあという感想です。

 

シンエヴァ、本当にわかりやすかった。Qで説明がなかった場面、例えばミサトさんリツコさんのシンジに対する態度とかヴィレ以外の人達は生きているのかとか、他の主要キャラはどうなったんだとかの説明がなされている。なんでアスカの名字が変わっていたのかも出生が違うから。である程度納得がいくし、散々考察サイトで言われていた嘘次回予告は破→Q→シンの間の話だということも裏付けが取れる雰囲気だったし、きれいに風呂敷を畳むことができていたと思う。細かい謎設定や説明が足りない部分は、まあSFだし。ですむような勢いがあった。ロボットアニメ部の終わりかたも、シンジがゲンドウを押し当て思念で会話しながらみんなの力とエヴァ初号機アクシズを押し返す。そしてサムズアップしながら溶鉱炉に沈んでいく、まさにそんな感じだった。親子の対話もやっと描かれた。出番のなかった旧TVシリーズの面々の活躍も見れた。王道アニメーションみたい。良い点は無数にある。ただ僕はオタクなので合わなかった点をあげていきたい。

 

・演出がクドいというか

絵コンテを流すとか、舞台セットの中で戦わせるとか、そういうのしてほしくなかったな・・・。シンウルトラマンの番宣かなにかかな。あと、突然のエヴァシリーズ串刺し消滅シーン笑ってしまった。スロットの演出かよ。

 

 

・旧劇場版を巻き込んでしまったこと

さようなら。すべてのエヴァンゲリオンに。ということである程度予測はしていたけど、旧劇はもちろん漫画版の世界観もさえ風呂敷をたたもうとしていたんだろうなあと思う。砂浜のアスカのシーンは露骨だし、13号機や裏世界そのものが今までのシリーズの、初号機は新劇場版のメタファーなんだろう。カヲルくんが説明していたこと、あまり覚えてないけど、パラレルワールドの一つであるが、エヴァシリーズの終わりでもあるということなんだろうな。完全に解釈違いだ。再リメイクしてほしい。

 

・マリというキャラについて

漫画版の設定を踏襲しているんだろう。エヴァの呪いについての明確な説明は無かったけど、漫画版ではマリはユイとゲンドウはの2歳下(だったっけ?)で、同じ大学の研究所だった。そしてマリがユイにガチ百合感情を持っていた。メガネを掛けているのはユイからメガネをもらったから。が何らかの理由によりエヴァの呪いがかかり成長が止まってしまった。というところまでは漫画版を読んでいれば知識として入っているが、新劇しかみてなかったらなんじゃこれだろう。というか漫画版を見ても、私が先に好きだったのに女(ユイ)とそれを取っていった男(ゲンドウ)の子供(シンジ)を元カノ(同僚・レズ相手アスカ)から奪う。みたいなことしててなんじゃこりゃなんだが。メガネは捨てたのでユイへの思いは断ち切ったのかな。

 

・ラストシーンにについて

エヴァンゲリオンはそれこそ26年間綾波派とアスカ派で血みどろの戦いを繰り広げていたんだけど、シンエヴァラストシーンでシンジに選ばれたのはマリだった。これいわゆるパッと出のキャラにシンジが寝取られた形になっている。そして綾波派はいよいよ救われなくなってない?さようならすべてのエヴァンゲリオンの一つだと思うが、僕はLAS過激派なんでね・・・。14年間の思いを引きずってる(ように僕の目には見える。というかそういう描写けっこうなかった?)アスカを、昔は好きだったけど、今はタイプじゃないし一人で幸せになってくれと突き放す感じのシンジなんて見たくなかったわ。ツンデレだろアスカのアレは。ツンツンなんだよ。

そしてマリとシンジをくっつけて実写駅エンドにつなげたの、これみんな言ってるけどオタクの皆さんはいつまでもアニメキャラを追っかけてないで現実を生きろよ。俺はそうしたぞ。という制作側の強いメッセージを受けた。こんなん呪いを植え付けているようなもんだろ。白無垢アスカを入場特典に配ってるのも相当たちが悪い。オタクたちをおいていくんじゃない。なんだよあの爽やかな俺達の青春はこれからだエンドは。死屍累々の犠牲の上にその生活は成り立ってるんじゃないのか。シンジ一人成長して幸せにならないでくれ。

 

 

という感じ。このブログちょこっと読めるように1000文字ちょっとでやめようとしてるけど2000文字超えてしまった。よその感想見ると庵野監督への嫉妬に溢れてて面白い。

まあ総括すると100000000000点満点ですかね。ありがとう。また見に行きます。次こそはアスカエンドにしてください。

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