焼飯所

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11月20日 友達の話

ちょっとアレな話をしようと思います。友達の話。まったく許可を取ってないから事後承諾をしようと思います。完全に悪いインターネットの使い方をしている。ただまあツイッターになんでも報連相部としては、どこかに吐きだしたかったのと、140文字にはとてもまとめられなかったから。自分勝手な話ではあるけど。

 

僕の数少ない友達。仮にA君とします。彼は僕の5人の同期のうちの一人で、入社当時から仲が良かった。弊社は中小の建設系会社だから(?)入った当初はそれは虐げられていたので、週末はよく飯を食いに行ってお互いを励ましあっていた。8年前に弊社をやめて同業他社に行ってしまったんだけど、それから先も交流は続いていて、年に1回は会ってると思う。

A君はなんというか、優等生ではないけど真面目で、ピーキーな癖がない、付き合いやすく、皆から愛され、弄られる、それなりに前向きで適当、言い換えれば浅はかなタイプだった。そしてこれは個人的な経験だけど、そういう人間はとても運が悪い。A君もそれにもれず、10年前に親父さんが亡くなり、それを機にお袋さんは長いうつ状態になってしまって実家に帰ってしまい、弟は家を出て、妹は消息不明らしい。ほぼほぼ一家離散だ。それでも元気に生きていて、去年、ついに結婚した。本当におめでたかった。そういう経緯もあったので結婚願望が強く、めぐりあわせが悪くなかなか結婚できないでいたのだけど、去年の4月くらいの最後に会った時に結婚報告を受けた。11月に籍を入れ、その後2人で住むと。コロナ渦で何もできず気の毒だったけど、身内だけでささやかな披露宴を上げることも聞いていた。僕は連絡無精なので自分から連絡とることほとんどなくて去年の4月以降話をしてなかったけど、2人で無事暮らし始めたことは人づてに聞いていた。よかったねえ。

そんな彼から先日電話がかかってきた。コロナも落ち着いてきたし、そろそろご飯でもどうか。と。僕マジで最低なのですがそういや結婚祝いも渡してなかったし、惚気でも聞くか…。と思って二つ返事で了承した。

 

そうして昨日晩御飯を食べてきた。A君とはよく行く、というかA君としか行かないお好み焼き屋道とん堀に行ってきました。100分の食べ放題。まあ当然楽しい新婚生活の話を聞こうかと思ったけど、いやまあ本人も悪い生活ではないと言ってたけど。

A君の奥さん、仮にBさんとしますが、A君曰くBさんにとって僕が初めての彼氏だったのでマリッジブルーが長く続いてた(?)らしく、同居した瞬間からつい最近まで、喧嘩というか、一方的にA君が叱られるような毎日だったようだ。一時期帰るのも憂鬱になるほどだった。一時期10kg痩せたわ。と言っていた。笑いながら。

そうなんだ…。大変なんだね…。としか言えん。なんかすでに雲行きが怪しい。お好み焼きはおいしいのに。こういう時は笑うべきなんだろうか。

まあ今は割とマシになってて、今日もまあ大丈夫だった。ちなみに妊娠もしてて、いま8か月なんだ。みたいなことも言ってた。次はマタニティブルーが来るのでは…。同居してからセックスも4回しかしてない。いい加減我慢の限界でBさんに迫ったらマジ切れされたらしい。ずっとオナニーしとるわって言っていた。そうか…。

あと反ワク派なのでワクチンも打てないらしい。コロナウイルスには気を使っている。それと占いというか、占星術みたいなのも好きらしく、そういうのにも月1回行ってるらしい。A君は今年は星のめぐりが悪く、安静にしたほうがいいようだ。まあお互いが納得しているならそれは問題ない。というかBさんは古風な人だな…。みたいな印象だった。悪い人ではないとは聞いていたけど。A君もいろいろと思うことがあるらしく、いくらか愚痴ぽいのも言っていた。

そのへんまではまあよい。

次は家を建て替えるという話が始まった。A君の家は出雲の端っこのほうで、僕も毎回迷うような山の中にある。最初は部分的に直すのかと思ったら全部建て替えるらしい。古い家だったとはいえこの材料が高騰してる中大変だな…。ていうかお前今年は星のめぐりが悪いのでは…。

僕は最初にハウスメーカーを聞いたと思う。大手で中堅だったのだけど、いくらぐらいするのとも聞いてしまった。土地はあるので上物だけで3500万らしい。マジかよ。田舎で3500万ってわりと豪邸が建つんだよなと思ってたら奥さんが家相が好きらしく、完全に注文住宅になるっぽい。まあそれもよい。家相も迷信ばかりじゃないし、高い買い物なのでお互いが納得してるならいいと思う。

問題なのは今のところ、Bさんを働かせたく無い。Bさんは基本的に働かない。という合意で結婚したらしいところだ。その理念は賛同できるし、結婚するなら僕もそうありたいけど、Aくん一人で完済するってことか。A君の年収は同業他社なのでだいたいわかるんだけど、2人暮らしで精いっぱいのはず。思わずバッカじゃないのと言ってしまった。

A君はいいやつなので僕に怒らずそうかなあ。なんとかなるでしょと言っていた。いやまあ僕が完全に悪いし、実際なんとかはなると思うけど、ちょっと無理があるだろう。騙されてない?A君の会社は僕の会社より小さく、昇給とかもそこまで見込めないだろう。そのうち子供が育ってくることと、親の介護問題が同時に来るだろう。田舎は、特に風習が残っている場所はそれ以上にいろいろと面倒なことがある。それらを全部しょい込むつもりなんだろうか。いい人過ぎるというか、さすがに浅はかすぎるだろ…。と思ってしまう。A君のほうがはるかに生物としてちゃんとしてるし、独身の僕なんか何も言う資格がないけど、いやあどうなんだろ。大丈夫なんだろうか。みたいなところがもやもやしてしまった。このあたりがツイッターになんでも報連相したかった部分だった。

 

そんなこんなであっという間に100分が過ぎてしまった。まだ少し時間があるらしく、近くのコンビニでコーヒー買って車の中で少し話の続きをした。なんというか、思った以上に惚気が聞けなかったけど、帰っておかえりって言ってくれる人がいるのは良いことだと言っていた。子育てが落ち着いたらまた会おうとも言っていた。じゃあ次は3年後くらいだな…。お互い元気でまた会えるといいな。と思う。手伝えることがあればいいけど、彼の性格だと断ってくるだろう。というか僕は何もできないから。

お好み焼きはおいしかった。どう考えても食べ過ぎてしまった。最近カロリー過多でブクブク太ってるのでいいかげんマジで痩せないとだめだ。あと月が奇麗だった。

おしまい。

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