焼飯所

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11月12日 電柱の話

なんか写真が多いと文字数が少なくても満足度の高いブログになる気がする。僕が乗せれる写真はご飯と仕事の写真しかナイケド・・・。

この前なんか皆既月食みたいなやつあったじゃないですか。僕も仕事中に外に出て月を見ていたんですけど、やっぱ月って照らされてる方が奇麗じゃないですか。今日の月も滅茶苦茶奇麗でした。もともと奇麗な存在なんだけど、照らされることでより輝く。なんか月って見てていいものだなって思いました。あと、僕もそんな風に誰かを照らし、輝かせる存在になりたいなって思います。(巻頭ポエム)

あとツイッターが突然なくなっても皆さん焼飯所はたまに覗きにきてね。

 

さて電柱の話をしますが、電柱かっこよくないですか?僕は仕事上しょっちゅう見るけど常にかっこいい電柱とか探してます。僕は中国地方に住んでるんで中国電力さん管内の話をしますけど、電柱ってだいたいいろんなものがついてます。電柱にものを取り付けることを装柱って言うんですけど、あんまりごてごてしてるのもそんなにだし、かといって何にもないのはさみしいし、機能的最小限みたいな装柱が好きです。

 

 

これ家の前の電柱撮ってきたんですけどなかなかスッキリしてていいですよね。字が汚いのはアップルペンシル使ってるせいです。あと漢字を間違えてるのもアップルペンシルのせいです。

この電柱で一番好きなのは一番上の高圧線が2条引き通しされているところですかね。僕も適当に書いてたんですが、ピン碍子って書いてあるやつ、2条引き通し用のやつか22kV用のやつっぽいですね。この高圧部分の工法は引き通しって言って電線を碍子に縛っておしまいなんですが、径間が長かったり角度があったりすると引留って工法が使われます。引留には高圧耐張碍子ってのが使われるんですが、僕は碍子の中では耐張碍子が一番かっこよくて好きです。この写真にはないんでググってください。

電柱一番上の一本だけある線が架空地線。被雷の役目をしてます。その下6条通ってるのが6kVか22kVかの線。その下腕金に3条通ってるのが6kV線。その下右左に飛んでる線が200V低圧線と中間支線。んでトランスがあってその下が弱電線。エネコムさんとCATVさんとNTTさんですね。下に行くにつれて電圧が下がっていきます。

6kVまでは高圧線なので触ったりしたら死ぬし、近づいただけで感電します。みなさんは上の方でちょっと線同士が離して引いてある線とか触るときは停電を確認してから触ってね。下の方の線は触っても大丈夫だけど、勝手に触ると怖い人に怒られます。

 

あとトランスがかっこいいですよね。ここについてるのは6kVを200Vくらいに減圧するやつです。トランスは高圧部分と低圧部分があってこれまた死ぬので気を付けて。

高圧側に2本しか線が入ってないのは単相トランス、3本線が入ってたら3相トランスです。柱の上にあるやつは全部油が入ってるトランスなんで寸胴鍋みたいな形してます。いいですよね・・・。なんというか機能性があるのにマヌケな感じがして・・・。

 

カットアウトは・・・まあいいか。なんかカットでアウトするやつです。

 

あと電柱に札が貼ってあって、なんとかかんとか~数字。みたいなのが書いてあります。電柱番号って言うんですけど、道に迷ってどうしようもなくなったり山奥で遭難とかしたら送電会社に電柱番号を伝えるとだいたいの場所を教えてもらえます。活用してみてください。

 

電線地中化する風潮なんですけど、施工費が高額になるのでたぶん電気代が上がるし、ケーブルが断線すると架空線より復旧が遅くなるし、何より電柱が見れなくなるので地中化しないでほしいなと思います。まあ確かに景観は良くなるけどね。

 

明日電柱を見かけたときに、炒飯がなんか言ってたな。あれがトランスか。たしかにかっこいいな・・・。みたいになってもらえると嬉しいです。

気が向いたら変電所とか構内変電設備とかの話でもしようかな。興味ないかな。

以上今月のノルマでした。

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